ピアスを開ける行為には痛みとその後のケアが必要です。
ですから、開けようとも思わない人にとっては「どうして痛かったり面倒な思いをしてまで身体に穴を開けるんだろう?」と不思議に思うかもしれません。
簡単に付け外しできるアクセサリーとは異なりますから、昔から主に西洋などで特別な意味を持つものとして扱われたのでしょう。
さて、ピアスを開ける行為には、どんな意味があるのでしょうか?
ピアスを開けている人は……
身体に穴を開けるということは、「現状を打破したい」という思いに繋がる部分があります。
たとえば、「冴えない自分を変えたい」とかですね。
それまでの自分の中に抑圧した願望があって、その表現がピアスに現れるというものです。
また、ピアスを開ける行為は、精神医学においては自傷行為とされるようです。
どちらも、自分を認めて欲しいという「承認欲求」の現れです。
承認欲求は誰しも持っているものですが、それが満たされずに肥大化したとき、解消するひとつの手段としてピアスを開けることを選ぶということです。
これは、目立つところにたくさん着けている人に、より強く当てはまるそうです。
とは言え、ピアスを着けてオシャレをしたい!という当たり前の欲求も、自分を認められたかったり、自分を表現したいという気持ちです。
開ける位置による意味とは
西洋から伝わってきた意味ですが、今では日本でもかなり知られている通説があります。
左耳は守る者、つまり男性性を意味し、右耳は守られる者、つまり女性性を意味する、というものです。
これが自身のセクシャリティを示すことに繋がります。
片耳、もしくは奇数個のピアスをつけた方の意味が強く示されます。
ですので、左耳を強調している男性はストレートもしくはバイ、女性はレズビアン。
右耳を強調している男性はゲイ、女性はストレートもしくはバイ、となるようです。
まとめ
自分の心の中にある、言葉にはしづらかったりするけれども主張したいことをシンボリックに表現するために、ピアスを開ける行為が伴うことがあるようです。
しかし、セクシャリティに関する位置は、今となってはあまり気にしない方も多いようです。
ちなみに女性である筆者は、不運にも両側の耳たぶに開けた穴の内、左側が塞がってしまったので右側だけになっていますが、たとえ左側だけになったとしても、気にせずに着けていただろうと思います。
ピアスを着けたことによって自分自身の気持ちがどう変わったか、ということが大事なのかもしれませんね。
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