ピアスを開けた後に激しい運動をするのは好ましくない、と聞いたことはありますか?
これは、ピアスの穴(ピアスホール)が安定しないうちに汗がたくさん出ると、化膿の原因になりやすいというのが一つの理由です。
ピアスホールに汗が流れるとどうなる?
「傷口に塩を塗る」ということわざがありますが、汗にも塩化ナトリウム(食塩と同じ成分)が含まれます。
開けたばかりのピアスホールに汗が流れ込むことと、状況が同じになってしまうのですね。
ピアスホールに汗が流れ込むことによる痛みこそ無いですが、傷の治りを遅くする原因になります。
しかし直接でなくても、これによって化膿が悪化すれば当然痛みは出ますし、激しい運動をすることによって振り回した手にピアスホールが当たって……などということが起きれば激痛が走ります。
なので、やはり無理をしない方が無難だと思います。
開ける時期も考えてみる
運動以外で汗をかく場面は……と考えると、当然ですが「暑いとき」ですよね。
汗をたくさんかく夏は避けて開けた方がいいでしょう。
常に肌が熱を持っていると痛みも一層長引きますし、秋〜春にかけての時期がピアスを開けるのに最適な時期だと言えそうです。
汗が引き起こすもっと危険なこと
金属アレルギーというのを聞いたことはありますか?
アレルギーは、昨日まで平気だったものが今日になって急に発症したりするのです。
その原因はアレルゲン(アレルギーの原因)を自分が耐えられる上限まで摂取してしまったり、一気に過剰に触れることによって引き起こされることもあるのです。
ピアスは大抵が金属でできていますが、これが汗によって溶かされると細かい粒子になります。
これが肌の、しかも傷口に触れてしまうと、今まで金属アレルギーではなかった人でもアレルギーになってしまうことがあるのです。
そうなると、今まで平気で着けていたネックレスや時計なども着けられなくなってしまいます。
まとめ
さて、こうやって汗の危険性をお伝えしましたが、ピアスホールが安定するまでには短くて一ヶ月もあるわけですから、汗をかくタイミングもあるかもしれません。
絶対に汗をかかないように神経を張り詰めなければならないわけではありませんので、その対策もお伝えします。
まずは素材に気をつけましょう。
純チタン製のピアスが汗にも溶けにくいのでオススメです。
次に、お風呂などでよく洗い流すこと。消毒よりもまずはピアスホールを清潔にしましょう。
これらに気をつけていても、ピアスホールが安定しないということは起こりますが、まずはしっかりと自分にできる範囲で適切なケアを続けることが大事です。
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