ピアスはオシャレのためのアクセサリーという印象が強いですよね。

しかし邪悪なものから身を守るための魔除けだった事はご存知でしたか。

各国にもピアスの様々な歴史があります。

そこで、どんな深い歴史があるのかを調べてみました。

ピアス 開ける

日本のピアスの歴史

ピアスには数千年の歴史があります。

あまり知られてはいないようですが、古来日本でも縄文人が耳に素焼きのピアスを付けていたという歴史もあるそうです。

513年に日本には中国から儒教が伝わりました。

その教えの1つとして、「親からもらった身体に傷を付けてはいけない」といったことがあります。

日本でピアスがあまり良くないものだと言われたり、思われていたという背景はこういったことだったのです。

しかし、日本の歴史上で日本人がピアスを含むアクセサリーを身につけていたのは奈良時代以前と明治時代以降のようです。

その間の1100年はなぜか全くの空白になっています。

1970年代後期に海外からファッションとしてのピアスが伝わりましたが、ほとんどの人にしか興味を持たれていなかったようです。

大勢の人に認識され始めたのが80年代後半に入ってからの出来事です。

また、ピアスを開けるための道具、ピアッサーが出回り出したのも近年になっての事なので、日本でのファッションとしてのピアスの歴史というものは浅いようです。

ヨーロッパのピアスの歴史

中世ヨーロッパなどではピアスは貴族の象徴でした。

また、男性は右手には武器を持っていたことから、女性と歩くときは必ず右側に立っていたと言われています。

こうしたことから、中世ヨーロッパ的の考えでは、女性の右耳は優しさの証として守られる人、男性の左耳は勇気と誇りの象徴として守る人ということになっているようです。

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イギリスのピアスの歴史

19世紀後半のイギリスにピアスがあったのか、なかったのかは定かではありません。

しかし、もっとも有名なシェークスピアの肖像画には、ピアスがはっきりと描かれています。

つまり、1800年代のイギリスにピアスがあったと考えるのはとても自然なことだといえるのでしょう。

イギリスでは、ピアスしか置いていないアクセサリー屋さんがほとんどで、ピアスが主流となっています。

クリップ式やスクリュー式のイヤリングは、イギリスでは大変に高価な物ですが、見かけることがない程に少ないそうです。

また、誕生石などの守護石を身に着けることによって、身を守る意味があることから、ほとんどが乳児の頃にピアスを済ませてしまうようですよ。

まとめ

各国でも様々な歴史があることが分かりました。

ピアスが貴族の象徴だったことは凄いですね。

日本では乳児にピアスを開けている人は見かけませんが、大人になればアクセサリーの1部としてオシャレに取り入れ、色々なピアスを楽しみたいですね。

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